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【ドコモ初の5Gルーター】Wi-Fi STATION SH-52Aのスペックを解説!

【ドコモ初の5Gルーター】Wi-Fi STATION SH-52Aのスペックを解説!

docomoの5G Wi-Fiルーター、Wi-Fi STATION SH-52Aのスペック詳細や、本機の特徴を分かりやすく解説しています。

トミー
こんにちは!移動体通信エンジニアのトミーです。

docomoからついに5G対応のWi-Fiルーターが発表されました。

日本の通信キャリアで使用できる5G Wi-Fiルーターとしては初の発表です。

スペック等を詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

Wi-Fi STATION SH-52Aの特徴

  • 下り最大4.1GbpsでドコモWi-Fiルーター初の5G対応機種
  • 最新のWi-Fi通信規格(Wi-Fi6)11axに対応
  • 最大同時接続機器数は18台、有線接続も可能
  • WPSとQRコードでWi-Fi接続をアシスト
  • 5Gの電波が入らないエリアでは4G端末としても使用可能
トミー

この記事の著者:トミー(ネットワーク・移動体通信エンジニア)

通信業界19年目、現役の移動体通信技術者です。
これまでに3Gの周波数再編や4G LTEの立ち上げ、災害で使用できなくなったネットワークの復旧対応、東京オリンピック・パラリンピック競技会場のネットワーク構築計画推進、BWAのエリア構築などを行い、北海道から沖縄まで日本全国のモバイル通信を陰で支えてきました。現在は5Gのエリア構築に深く携わっています。総務省認定:第一級陸上特殊無線技士 » 著者プロフィール詳細

【スペック解説】Wi-Fi STATION SH-52Aはドコモ初の5G対応モバイルWi-Fi

Wi-Fi STATION SH-52Aはドコモ初の5G対応モバイルWi-Fi

トミー
Wi-Fi STATION SH-52Aは、日本のSHARPが製造を担当しています。

それではスペックを詳しく解説していきます。

モデル名Wi-Fi STATION SH-52A
製造元SHARP
カラーブラック
対応通信規格(WAN)5G/4G LTE/3G
最大通信速度5G利用時:下り最大4.1Gbps/上り最大480Mbps
4G利用時:下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps
連続動作時間5G利用時:約290分
PREMIUM 4G利用時:約280分
LTE利用時:約400分
連続待受時間約200時間
最大同時接続台数18台(Wi-Fi:16台/有線LAN:1台/USB:1台)
対応Wi-Fi通信規格IEEE802.11a:54Mbps
IEEE802.11b:11Mbps
IEEE802.11g:54Mbps
IEEE802.11n(Wi-Fi 4):300Mbps
IEEE802.11ac(Wi-Fi 5):867Mbps
IEEE802.11ax(Wi-Fi 6):1201Mbps
(2.4G/5GHz帯対応)
バッテリー容量4000mAh
有線LANポート2.5GBASE-T × 1
接続アシストWPS、QRコード接続対応
サイズ約268g
WORLD WINGLTE・3G
【プロが解説】5Gの登場でモバイルWiFiの未来はどう変わる?

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下り最大4.1GbpsでドコモWi-Fiルーター史上最速!

下り最大4.1GbpsでドコモWi-Fiルーター史上最速!

5G利用時の通信速度は、下り最大4.1Gbps/上り最大480Mbpsで、高速通信が可能です。

従来のドコモ4Gルーターと比較すると2.5倍程度の速度になっています。

WAN側の電波は、Sub6(6GHz未満の周波数)と、ミリ波(28GHzなどの高周波数)どちらにも対応しています。

トミー
5Gでdocomoは、3.7GHz/4.5GHz/28Ghzの3つの周波数帯の免許を保有していますよ。

最新のWi-Fi通信規格(Wi-Fi6)11axに対応

最新のWi-Fi通信規格(Wi-Fi6)11axに対応

iPhone11から採用されている最新のWi-Fi通信規格、Wi-Fi6に対応している点も速さの秘密です。

Wi-Fi 6では理論上の最大通信速度は9.6Gbpsですが、SH-52Aの実効速度では最大1201Mbps(1.2Gbps)と発表されています。

Wi-Fi接続時の実行速度
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
1201Mbps(1.2Gbps)
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
867Mbps
IEEE802.11n
(Wi-Fi 4)
300Mbps
IEEE802.11g54Mbps
IEEE802.11b11Mbps
IEEE802.11a54Mbps

最大同時接続機器数は18台、有線接続も可能

最大同時接続機器数は18台、有線接続も可能

同時接続可能台数は、Wi-Fi:16台、有線LAN:1台、USB:1台の合計18台です。

有線接続は、LANポートが2.5GBASE-T、USB3.0が各1ポート搭載されていて、ドライバーなどはインストールしなくても手軽に有線接続ができます。

トミー
Wi-Fi接続と有線接続の同時利用が可能です。

WPSとQRコードでWi-Fi接続をアシスト

通常のWi-Fi接続には、スマホやパソコンなどの接続機器側で固有のSSIDを探してパスワードを入力しないといけないので、初回接続時には少々面倒に感じる人も多いと思います。

SH-52Aは、QRコードをWi-Fiルーター側で表示させて、スマホで読み取ればすぐにWi-Fi接続できるという仕組みや、簡単なボタン操作だけでWi-Fi接続できるWPS(Wi-Fi Protected Setup)という仕組みを採用しています。

Wi-Fi接続設定が面倒という方にも簡単に接続できるようにアシスト機能が搭載されています。

5Gの電波が入らないエリアでは4G端末としても使用可能

5G電波が入らないエリアでは4Gの電波を使用して通信可能です。

4G利用時の最大通信速度は、下り最大1.7Gbps、上り最大131.3Mbpsです。

まだまだ5G対応エリアは広くないため、4G・5G両方の電波を端末側で自動判別しながら使用します。

【徹底比較】4G端末SH−05Lとの違い

Wi-Fi STATION SH-52A

Wi-Fi STATION SH-52A

画像出典:docomo公式サイト

Wi-Fi STATION SH-05L

Wi-Fi STATION SH-05L

画像出典:docomo公式サイト

トミー
同じSHARP製品の前モデルSH-05L(4G端末)と比較をしてみましょう。
モデル名Wi-Fi STATION SH-52AWi-Fi STATION SH-05L
カラーブラックブラック
対応通信規格(WAN)5G/4G LTE/3G4G LTE/3G
最大通信速度5G利用時
下り最大4.1Gbps/上り最大480Mbps
4G利用時
下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbps
PREMIUM 4G
下り最大:988Mbps/上り最大:75Mbps
LTE
下り最大:150Mbps上り/最大:50Mbps
連続通信時間5G利用時:約290分
PREMIUM 4G利用時:約280分
LTE利用時:約400分
最大約17時間
連続待受時間約200時間約1200〜1520時間
最大同時接続台数18台11台
対応Wi-Fi通信規格IEEE802.11ax/11ac/11n/11a(5GHz)
IEEE802.11ax/11n/11g/11b(2.4GHz)
IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz)
IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz)
バッテリー容量4000mAh4000mAh
有線LANIEEE802.3bz(2.5GBASE-T)
IEEE802.3ab(1000BASE-T)
IEEE802.3u(100BASE-TX)
IEEE802.3ab(1000BASE-T)
IEEE802.3u(100BASE-TX)
IEEE802.3(10BASE-T)
サイズ高さ:約84mm 横幅:157mm 厚さ:約16mm高さ:約72mm 横幅:108mm 厚さ:約15mm
重量約268g約150g

Wi-Fi STATION SH-52Aの特徴まとめ

まとめ

トミー
最大通信速度が5G(世代)になり大幅に向上しています。

国内の通信キャリアから最初に発表された5G対応Wi-Fiルーター「Wi-Fi STATION SH-52A」の特徴をまとめてみましょう。

まとめ

  • 下り最大4.1GbpsでドコモWi-Fiルーター初の5G対応機種
  • 最新のWi-Fi通信規格(Wi-Fi6)11axに対応
  • 最大同時接続機器数は18台、有線接続も可能
  • WPSとQRコードでWi-Fi接続をアシスト
  • 5Gの電波が入らないエリアでは4G端末としても使用可能

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NTTドコモ 公式サイト

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2022年7月1日以降の通信回線契約において、月額料金1ヶ月分を超える違約金の請求はできなくなりました。
これにより、ほとんどのWiMAXプロバイダーが契約期間の縛りなしプランを新設、最低利用期間を設けている事業者でも大幅に違約金が減額されています。
2022年6月30日以前に契約をされた方は適用外となりますのでご注意ください。

Broad WiMAX

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  • この記事を書いた人

トミー

通信業界19年目。現役バリバリの移動体通信エンジニア・Webライターです。 モバイル通信や光回線、IPネットワークの他に、海外の通信事情などにも詳しいです。 当サイトの記事を全て執筆、作図や動画編集も含め、外注に頼る事なく全て一人で行っています。 このサイトでは、最高のインターネット環境に出会うための、お手伝いをしたいと思っています。総務省認定:第一級陸上特殊無線技士 » 著者プロフィール詳細

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