
自宅へのWiFi導入方法について、難しい専門用語はなるべく使わないように、超詳しく解説させて頂きます!
この記事だけ頑張って読んでくれれば、安くて速いWiFi環境を自分で構築できるようにします。

【まず結論】自宅のWiFiに一番おすすめなのはWiMAXのホームルーター

画像出典:UQコミュニケーションズ
自宅で安くブロードバンド回線を使いたい人におすすめなのが、5G対応のWiMAXのホームルーターです。
回線の引き込み工事不要で、コンセントに挿すだけですぐに高速インターネット&WiFiが使えます。
光回線と比べて料金が安価なため、通信費の節約にもなります。
都市部を中心に5Gの提供もスタートしているため、場合によっては一部の光回線を超える速度が出る事もあります。
コスト削減にも最適
Broad WiMAXなら光回線や他社Wi-Fiから乗り換えの場合、違約金を負担してくれます。
違約金の負担をしてくれる WiMAXプロバイダーで最ももおすすめなのはBroad WiMAXです。
参考おすすめのホームルーターはコレ!現役通信技術者が失敗しない選び方を徹底解説
自宅でWiFiを使用するためには回線とルーターが必要


自宅にWiFiを導入するための回線構成例
自宅でWiFiを使えるようにするには
- 光回線提供事業者への申し込み
- WiFiルーターの購入(ホームゲートウェイにWiFi機能が付いている物も有り)
光回線を申し込みすると、事業者からホームゲートウェイ、もしくはONUという機器が送られてきます。
このホームゲートウェイにルーター機能が搭載されている場合もありますが、WiFiのアクセスポイントとして利用するためには有料のオプションである事が多いです。
毎月のオプション料金を払いたくない場合にはWiFiルーターを購入する必要があります。
ホームゲートウェイとご自身で用意したWiFiルーターはLANケーブルで接続して使用します。
ルーターとパソコンやスマホなどとは無線LAN(つまりWiFi)で接続をする事になりますので、これでインターネット利用ができるようになります。


ルーターを購入する場合は、amazonなどで数千円〜購入できますよ。
回線種別は固定と無線の2種類
最初に光回線のような固定回線のケースをご紹介しましたが、モバイル通信のように無線で回線を用意することもできます。


光回線とモバイル回線の構成を比較


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モバイルWiFiと固定回線どっちを選ぶ?迷った時にはここを確認!
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こんな人は光回線に向いている
光回線向きの人
- 料金が少し高くても安定した通信がしたい
- 家以外ではネットはあまり使わない

一方で、モバイル回線と比べて物理的な通信経路が確定している為、安定した通信が可能です。

こんな人はモバイル回線に向いている
モバイル回線向きの人
- 毎月の通信費をなるべく安く抑えたい
- 工事不要ですぐにネットを使いたい
- 引越しをする事が多い

一方で回線工事不要ですぐにネットが使えるというメリットがあります。

参考記事最強モバイルWi-Fi決定戦!現役通信技術者が選ぶ最新おすすめランキング
光回線の申し込み4ステップ
申込の流れ
- 光回線事業者を選ぶ
- サービス提供エリアを確認する
- 料金を確認する
- プロバイダーを選ぶ(セットになっている場合は不要)
光回線事業者を選んだら、事業者のホームページでサービス提供エリアを確認してみましょう。
物理的な光ファイバーを提供してくれる事業者とは別に、インターネットに接続するにはプロバイダーを選ぶ必要が有ります。
代表的な光回線事業者

自社で大きな通信インフラを持っているのが、NTTとKDDIです。
NTTは旧電電公社からの設備継承、KDDIは東京電力グループと提携をしているため、電力柱を使って光ケーブルを敷設しています。
自社インフラ
- NTT東西 フレッツ光
- auひかり(KDDI)
高速通信で有名なNURO光は、ダークファイバーという、NTTが敷設した事業用の光ファイバーを借りてサービスを運営しています。
下り最大20Gbpsの高速通信(一部地域)と、高額キャッシュバックが特徴です。
NTTダーク回線
- NURO光
NTTフレッツ光のサービスを通信事業者が借りてサービス提供している、光コラボ回線というサービスも有ります。
料金が安価な事が多く、プロバイダーとセットになっている事が大きな特徴です。
スマホの事業者と合わせる事で割引が受けられます。
NTTフレッツ回線
- ドコモ光
- ソフトバンク光 など
人気記事開通が早い光回線はコレだ!最短で開通できる回線と開通を早める方法をプロが解説
モバイル回線の申し込み5ステップ
申込の流れ
- 回線提供事業者を選ぶ
- サービス提供エリアを確認する
- プランを選ぶ(無制限が望ましい)
- 料金を確認する
- ルーターを選ぶ

また、モバイル回線の場合は、通信容量の制限がありますので、なるべく無制限のプランを選択するようにしましょう。
WIMAXは無制限プランでも混雑緩和のため、一定期間内に大量のデータ通信をすると、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合が有ります。
これは20社以上ある全てのWiMAXプロバイダーの共通ルールです。
通信プラン | 通信制限の内容 |
WiMAX+5G | 一定期間内に大量のデータ通信をすると、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り |
代表的な回線提供事業者
据置型のホームタイプルーターを取り扱っているのは、WiMAX・ソフトバンクエアー・ドコモ・楽天です。
UQ WiMAXのMVNOである、Broad WiMAX、GMOとくとくBBなどは、本家よりも安価でサービスが充実しているため人気のプロバイダーです。
再販業者(MVNO)
自宅用WiFiルーター選びのコツ

光回線用、モバイル用問わず、新しい機種になるほど通信品質が向上している傾向にあります。
特に通信品質を大きく左右するのがWi-Fiの通信規格です。
現在最新の規格がWi-Fi 6(11ax)で、理論上の通信速度は9.6Gbpと高速です。
Wi-Fiアライアンス呼称 | IEEE規格名 | 最大実行速度 |
Wi-Fi 4 | IEEE802.11n | 600Mbps |
Wi-Fi 5 | IEEE802.11ac | 6.9Gbps |
Wi-Fi 6 | IEEE802.11ax | 9.6Gbps |
光回線用WiFiルーターの選び方
ご自分でamzonや家電量販店などで購入する事になりますが、最新のWiFi通信規格のWi-Fi 6(11ax)対応のルーターは、値段が一桁違うくらいまだ高いです。
スマホやPCなど接続先側もWi-Fi 6に対応している必要がありますが、Wi-Fi 6のWiFi対応機器はそこまで普及していません。
11ax対応ルーター

画像出典:amazon
11ac対応ルーター

画像出典:amazon
選び方のポイント
- 超高速にしたい!ある程度長く使いたい!→ Wi-Fi 6(11ax)対応ルーター
- そこそこ速ければOK!安く済ませたい!→ Wi-Fi 5(11ac)対応ルーター

十分高速なため特にストレスを感じる事もないでしょう。
モバイル回線用WiFiルーターの選び方
現在はユーザー側で回線契約時に端末を購入して利用開始するケースが一般的ですが、プロバイダー側で無償提供かレンタルをしてくれる場合もあります。
ホームタイプとモバイルタイプの2種類がありますが、同時接続機器の台数がホームタイプの方が多く設計されています。
Speed Wi-Fi 5G X11 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | |
端末外観 | ![]() | ![]() |
製造元 | NECプラットフォームズ | NECプラットフォームズ |
対応通信規格(WAN) | WiMAX2+/4G/5G | WiMAX2+/4G/5G |
最大通信速度 | 下り最大:2.7Gbps 上り最大:183Mbps | 下り最大:2.7Gbps 上り最大:183Mbps |
連続待受時間 | 約400時間(初期設定時) | ー |
最大同時接続台数 | Wi−Fi:16台 / USB:1台 | 5GHz:20台 2.4GHz:20台 |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
バッテリー容量 | 4,000mAh | ー |

選び方のポイント
- 最大通信速度
- 同時接続台数
ホームタイプはコンセントに挿して使うタイプなので、外出先への持ち出しは基本的に出来ません。
また、モバイルタイプルーターのWi-Fi通信規格も、Wi-Fi5(11ac)かWi-Fi6(11ax)に対応していれば快適な通信ができるでしょう。
【まとめ】自宅におすすめのWiFi用回線とルーターの選び方

まとめ
- 自宅にWiFiを導入するには回線とWiFiルーターの手配が必要
- 回線の種類は大きく、光ファイバーのような固定回線と、モバイル回線の2種類
- ルーターはなるべく新しい機種を選ぶようにすると良い通信品質で利用できる

WiMAXホームルーターのメリット
- 回線工事不要で、コンセントに挿すだけですぐに高速インターネットが使える
- 光回線と比べて料金が安価なため、通信費の節約にもなる
- 使用する機器の数が少ないので、お部屋の配線もスッキリ