上手な選び方

【2023年最新】プロが選ぶモバイルルーターのおすすめ機種はコレだ!

【2020年最新】プロが選ぶモバイルルーターのおすすめ機種はコレだ!

茂畑さん
モバイルルーターって本当に種類が多くて、迷っちゃうんですよね。

見た目や持ち運びやすさの他には、どんな所に気を付けて選んだら良いんでしょうか?

トミー
こんにちは。通信業界19年目、現役移動体通信エンジニアのトミーです。

見た目や持ち運びやすさも確かに大切ですけど、他にも大切なポイントがありますよ。

購入前に確実に確認しておきたいポイントと、モバイル通信のプロ中のプロの僕が、おすすめするモバイルルーターを紹介しますね。

トミー

この記事の著者:トミー(ネットワーク・移動体通信エンジニア)

通信業界19年目、現役の移動体通信技術者です。
これまでに3Gの周波数再編や4G LTEの立ち上げ、災害で使用できなくなったネットワークの復旧対応、東京オリンピック・パラリンピック競技会場のネットワーク構築計画推進、BWAのエリア構築などを行い、北海道から沖縄まで日本全国のモバイル通信を陰で支えてきました。現在は5Gのエリア構築に深く携わっています。総務省認定:第一級陸上特殊無線技士 » 著者プロフィール詳細

人気記事最強モバイルWi-Fi決定戦!現役通信技術者が選ぶ最新おすすめランキング

モバイルルーターとは

WiMAX用モバイルルーター

WiMAX用モバイルルーター

モバイルルーターは、モバイルWiFiルーターなどとも言い、通信基地局からの電波を使ってネットに接続する持ち運び可能な小型の通信機器です。

パソコンやスマホなどの機器とモバイルルーターをWiFiで接続して使用します。

モバイルルーター機種選びのポイント4つ

モバイルルーター機種選びのポイント4つ

トミー
モバイルルーターは毎年新しいモデルがリリースされて、その度に通信速度向上や新しい機能が搭載されています。

スマホを例に挙げると分かり易いと思いますが、iPhoneも毎年新モデルが登場していて、新しいモデルになればなるほど機能は向上していますよね。

モバイルルーターもこれと全く同じで、なるべく最新の機種を選ぶ事が望ましいです。

モバイルールーター選びにおいては、以下4つのポイントを確認するようにしましょう。

茂畑さん
なるほど!なるべく最新機種を選ぶ事が望ましいんですね。

モバイルルーター選び方のポイント

  1. 最大通信速度
  2. 対応しているWiFi通信規格
  3. 最大同時接続台数
  4. 連続通信時間(電池持ち)

月額料金やサービス提供エリアは、同じ機種であってもプロバイダー毎に異なる事があるため、各事業社のホームページで確認するようにしてください。

最大通信速度を確認しよう!

最大通信速度は、前述の通り新しい機種であるほど高速な傾向にあります。

通信事業者側では、CA※(キャリア・アグリゲーション)を行えるように基地局構成の変更をしたり、設備を新しいタイプのアンテナに交換したり、通信品質の改善が常に行われています。

端末メーカーも追従する形で、最新の通信技術に対応させていくため新しい機種の開発を行っています。

ただし最大通信速度は、理論値なのでメーカーやプロバイダー記載の通信速度が出る事はありません。

※CAとは複数の電波を束ねて高速化をする技術の事です。

トミー
実際にはベストエフォート型サービスのため、1〜2割程度の通信速度しか出ないと考えると良いでしょう。

ですので、最大通信速度は理論値であってもなるべく高速な方が良いですね。

WiFi通信規格は何に対応している?

モバイルルーターとPCやスマホなどの接続機器の間を、Wi-Fi電波で接続する事になりますが、Wi-Fiの電波にも規格があります。

Wi-Fiアライアンス呼称IEEE規格名最大実行速度
Wi-Fi 4IEEE802.11n600Mbps
Wi-Fi 5IEEE802.11ac6.9Gbps
Wi-Fi 6IEEE802.11ax9.6Gbps

現時点では、11ax(Wi-Fi 6)が最新の規格になりますが、モバイルルーターと接続機器双方が規格に対応している必要があります。

トミー
ルーターが11acまで対応していれば、ストレス無く利用できるでしょう。

最大同時接続台数は足りている?

スマホやPCなど、ルーターに同時接続できる機器の台数には限りがあります。

現在のモバイルルーターでは、5〜16台程度が主流です。

トミー
外出先では、PC、スマホ、ゲーム機など何台の機器を同時に接続しますか?

確認してみましょう。

連続通信時間(電池持ち)は大丈夫?

モバイルルーターは、やはり外出先で使用することが多いので連続通信時間も大切なポイントです。

連続通信時間は、機種によって搭載されているバッテリー容量が異なりますが、13時間前後の機種が多いです。

機種によっては省エネモードや、一定時間通信が無いと自動でWi-Fi接続を切断してくれる、自動Wi-Fiオフ機能が搭載されたルーターもあります。

プロが選ぶおすすめモバイルルーターランキング

プロが選ぶおすすめモバイルルーターランキング

トミー
技術者として長年通信業界に携わっている僕が、自信を持っておすすめするモバイルルーターのランキングです。

ぜひ参考にしてみてください。

機種名Galaxy 5G
Mobile Wi-Fi SCR01
Speed Wi-Fi
5G X11
Speed Wi-Fi
NEXT WX06
U3
端末外観Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01Speed Wi-Fi 5G X11Speed Wi-Fi NEXT WX06U3
製造メーカーサムスンNECプラットフォームズNECプラットフォームズuCloudlink
発売年2021年4月2021年10月2020年3月2019年7月
最大通信速度下り:2.2Gbps
上り:183Mbps
下り:2.7Gbps
上り:183Mbps
下り:440Mbps
上り:75Mbps
下り:150Mbps
上り:50Mbps
対応WiFi規格(5GHz)
IEEE802.11ac/n/a
(2.4GHz)
IEEE802.11n/g/b
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
(5GHz)
IEEE802.11ac/n/a
(2.4GHz)
IEEE802.11n/g/b
IEEE802.11b/11g/11n
最大同時接続数11台16台16台10台
バッテリー容量5,000mAh4,000mAh3,200mAh3,000mAh
連続通信時間約1,000分
(初期設定時)
約490分
(初期設定時)
約840分約12時間
サービス提供
プロバイダー
UQ WiMAX
Broad WiMAX
カシモ WiMAX他
UQ WiMAX
Broad WiMAX
カシモ WiMAX他
UQ WiMAX
Broad WiMAX
とくとくBB WiMAX 他
 Mugen WiFi
どこよりもWiFi
ギガWi-Fi 他

1位 Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01

おすすめポイント

  • au 5G対応機種で見た目がスタイリッシュ
  • 5G対応機種としてはバッテリー持ちが良い

Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01最大の特徴は、au 5G通信が利用可能な点です。

通信速度はWiMAXルーターの中でも高速な下り最大2.2Gbpsの高速通信が可能です。

ディスプレイは5.3インチと大きく、消費データ量や電波強度などが、メーター形式で一目で分かるようになっています。

クレードルはありませんが、背面にスタンドが搭載されているため卓上で自立して使用できます。

参考Galaxy 5G Mobile Wi-Fi(SCR01)の実機レビュー!通信速度も測定してみた 

発売年2021年4月
最大通信速度下り:2.2Gbps
上り:183Mbps
対応WiFi通信規格IEEE802.11ac/11n/11a
(5GHz)
IEEE802.11n/11g/11b
(2.4GHz)
最大同時接続台数11台
バッテリー容量5,000mAh
連続通信時間約1,000分(初期設定時)
サービス提供
プロバイダー
UQ WiMAX
Broad WiMAX
カシモ WiMAX 他

「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01」を使うならBroad WiMAXがおすすめ!

月額料金も安価で、WiMAXプロバイダーの中で周辺サービスが最も充実しています。

Broad WiMAXの詳細はこちら

2位 Speed Wi-Fi 5G X11

Speed Wi-Fi 5G X11

おすすめポイント

  • WiMAXのモバイルルーターで最も高速なルーター
  • Wi-Fi6対応機種でLAN側も高速な通信が可能

Speed Wi-Fi 5G X11の最大通信速度は下り2.7Gbpsで、Wi-Fi6に対応しています。

最大同時接続台数が16台で、USBの接続接続をすれば最大17台まで接続可能です。

専用のクレードルが別売りで販売されているため、自宅での利用時に電波を安定させたい方や有線接続を多用される方におすすめです。

発売年2021年10月
最大通信速度下り:2.7Gbps
上り:183Mbps
対応WiFi通信規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
最大同時接続台数16台
バッテリー容量4,000mAh
連続通信時間約490分(初期設定時)
サービス提供
プロバイダー
UQ WiMAX
Broad WiMAX
カシモ WiMAX 他

3位 Speed Wi-Fi NEXT WX06

Speed Wi-Fi NEXT WX06

おすすめポイント

  • WiMAXの4Gモバイルルーターでは最新機種
  • WIMAXルーター初、Wi-Fi 2.4GHz/5GHz同時利用可能で、高速安定通信

WXシリーズの本体は小さく軽いため、外出先にスマホやPCなどと一緒に持ち運ぶのもストレスになりません。

WIMAXルーターとしては、初のWi-Fi 2.4GHz/5GHz同時利用ができるため高速安定通信が可能です。

ディスプレイも大きいので、データ消費量なども一目で確認出来ます。

また、有線接続が出来たり、クレードル(台座)も別売で販売されているため、外出先だけではなくご自宅での利用にも使えます。

参考Speed Wi-Fi NEXT WX06のスペックを徹底解説!WX05との比較もしてみた

発売年2020年3月
最大通信速度下り:440Mbps
上り:75Mbps
対応WiFi通信規格IEEE802.11ac/11n/11a
(5GHz)
IEEE802.11n/11g/11b
(2.4GHz)
最大同時接続台数16台
バッテリー容量3,200mAh
連続通信時間約840分
サービス提供
プロバイダー
UQ WiMAX
Broad WiMAX
とくとくBB WiMAX 他

4位 U3

U3

おすすめポイント

  • クラウドSIMテクノロジーにより複数キャリアの回線が利用できる
  • 海外でもそのまま利用可能

uCloudlink社(中国)のブランド、GlocalMeの全世界共通端末です。

U2/U2sの後継機種で、同時接続台数が5台から10台に増え、サイズが少しコンパクトになっています。

本体にSIMカードを搭載せずに、クラウドサーバー上のSIMカードのプロファイルを都度ダウンロードして通信する事が大きな特徴です。

操作ボタンは一つのみで、ディスプレイも無しというシンプルな構造です。

日本では、docomo・SoftBank・au3社の電波を使えるという触れ込みで、多くの事業者がU3を使用してサービス展開しています。

参考【Glocal MeのWiFiルーター】U3のスペックを徹底解説!U2sとの違いは?

製造メーカーuCloudlink
発売年2019年7月
最大通信速度下り:150Mbps
上り:50Mbps
対応WiFi通信規格IEEE802.11b/g/n
最大同時接続台数10台
バッテリー容量3000mAh
連続通信時間13時間
サービス提供
プロバイダー
 Mugen WiFi
どこよりもWiFi 他

モバイルルーター選びで事前に知っておきたい事

モバイルルーター選びで事前に知っておきたい事

トミー
モバイルルーター選びのポイントは冒頭に解説いたしましたが、その他に事前に知っておきたい注意点などを解説します。

WiMAXの端末は各社同じモデルを使用

WiMAXプロバイダーは20社以上ありますが、WiMAX専用の端末を使用しますので各社同じモデルを使用します。

UQコミュニケーションズ(MNO)が元締めとなり、他社(MVNO)に回線を貸しているため、使用可能なエリアはどこのプロバイダーで契約しても同じです。

プロバイダーによる回線速度もほとんど差がないため、通信品質は端末のスペックにより大きく左右されます。

クラウドWiFi端末はどこで契約しても同じではない

クラウドWiFiは、クラウドSIM技術を使用するため通信の仕組みが一般的な通信とは異なります。

日本では2019年にどんなときもWiFiが先駆けとなり導入期を迎え、それに追従する形で多くの事業者が参入し、利用者の爆発的増加に伴い2020年に各社で通信障害が多発しました。

似たようなサービス名が多く、全社でuCloudlink社の世界共通端末を使用するため、通信品質はどこの会社も同じと思われている方が多いですが、実際は、契約する会社によって通信品質は全く異なります。

これはあまり知られていませんが、重要な事実です。

皆さんが契約する会社とは別に、SIMサーバー運用事業者がオペレーションをしていますが、会社ごとにSIMカードの保有数や使用する回線種別が異なるためです。

クラウドSIMはこれから成長期、成熟期へと間違いなく発展していく有望な技術であることは間違いありませんが、同じ端末なのでどこの会社で契約しても同じという考えは誤りです。

クラウドSIMの仕組みをプロが徹底解説!メリット・デメリットは?

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家だけで使う場合はホームタイプのルーターもある

自宅だけでネットに繋ぎたい場合は、ホームタイプのルーターもあります。

モバイルタイプと違う点は、PCやスマホなどの同時接続機器数がモバイルタイプよりも多く設計されています。

基本的には自宅で使用する想定で設計されていますので、バッテリーを搭載していません。

電源はコンセントから供給して使用します。

トミー
自宅で固定回線の代替として使用する場合は、ホームタイプのルーターも検討してみてください。

おすすめ最強のホームルーター(置くだけWiFi)はコレ!現役通信技術者が選ぶ最新おすすめランキング

【まとめ】モバイルルーターの選び方と今おすすめの機種

【まとめ】モバイルルーターの選び方と今おすすめの機種

トミー
最後にこの記事のポイントをまとめてみましょう。

モバイルルーターの選びには、以下の4ポイントを基準に選ぶと良いです。

選び方のポイント4つ

  • 最大通信速度
  • 対応しているWiFi通信規格
  • 最大同時接続台数
  • 連続通信時間(電池持ち)
トミー
2023年のおすすめモバイルルーターは、Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01ですよ。

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当サイトおすすめプロバイダー

編集部の一押しはWiMAX+5G!

WiMAXをおすすめする理由

注意点

  • 一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限の場合あり
  • オプションの通信モードは15GB/月の制限あり
人気記事最強モバイルWi-Fi決定戦!現役通信技術者が選ぶ最新おすすめランキング

 

令和4年7月1日改正の電気通信事業法について
2022年7月1日以降の通信回線契約において、月額料金1ヶ月分を超える違約金の請求はできなくなりました。
これにより、ほとんどのWiMAXプロバイダーが契約期間の縛りなしプランを新設、最低利用期間を設けている事業者でも大幅に違約金が減額されています。
2022年6月30日以前に契約をされた方は適用外となりますのでご注意ください。

Broad WiMAX

Broad WiMAX

おすすめポイント

  • データ容量上限なし
  • WiMAXプロバイダーでの中でも安価な月額料金
  • 契約期間の縛りなし
  • サービスエリアが広い
  • auかUQスマホ利用者は割引有り

学割・引越しキャンペーン中!初月無料 、半年間 671円(税込)を月額料金から割引
18歳~25歳の学生の方か親御様名義の契約、または、申込み日含む3カ月以内に引っ越しをされた全ての方が対象

Broad WiMAXは高額キャッシュバックはありませんが、その分月額料金が安価に設定されています。

キャッシュバックには面倒な手続きも多いため、毎月の利用料金を確実に安くしたい人におすすめのプロバイダーです。

通信品質はWiMAX2+とau 4G・5Gの高速通信で、安定していてエリアも広いです。

また、サポート体制やサービス面も充実していて、端末は平日13時までの申込みで即日発送、豊富な料金プラン、おトクな特典が盛り沢山です。

他社から乗り換えの場合は違約金を最大19,000円まで肩代わりしてくれます。

GMO とくとくBB WiMAX

GMOとくとくBB

おすすめポイント

  • 高額キャッシュバック有り
  • オリコン顧客満足度2年連続1位
  • データ容量上限なし
  • 充実したオプションサービス
  • 申し込んだその日に発送

GMOインターネットの取り扱うWiMAX(とくとくBB)の最大の魅力は、なんと言っても高額のキャッシュバックです。

月額利用料金は若干高めの設定ですが、利用開始から12ヶ月目に高額キャッシュバックを受け取ることができます。

運営会社は実績20年以上のインターネットプロバイダーで、端末保証やインターネットセキュリティなどのオプションサービスも充実しています。

平日15時半、土日祝日14時までの申し込みで端末は即日発送。到着後すぐに利用可能です。

BIGLOBE WiMAX

おすすめポイント

  • WiMAX運営のKDDIグループ企業
  • 契約期間の縛りなし
  • SIMのみの契約もできる
  • 口座振替での支払いにも対応
  • 初月の利用料金は0円

BIGLOBEのWiMAXは契約期間の縛りなしで、端末を既にお持ちの方はSIMのみの契約も可能です。

月額料金1,166円〜4,928円のギガ放題プラス1択で、ご利用には端末を購入する必要があります。

口座振替での支払いにも対応(月額料金にプラス220円上乗せ)しているため、クレカがなくても利用可能です。

スマホがauかUQモバイルの方は、auスマートバリュー、UQ自宅セット割の割引制度も使えます。

  • この記事を書いた人

トミー

通信業界19年目。現役バリバリの移動体通信エンジニア・Webライターです。 モバイル通信や光回線、IPネットワークの他に、海外の通信事情などにも詳しいです。 当サイトの記事を全て執筆、作図や動画編集も含め、外注に頼る事なく全て一人で行っています。 このサイトでは、最高のインターネット環境に出会うための、お手伝いをしたいと思っています。総務省認定:第一級陸上特殊無線技士 » 著者プロフィール詳細

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